風のしらべ
07/12/31
今日は母には手伝ってもらうことがなく、
気持ちが過去に戻ってしまうようだった。
亡くなった父や姉の元気なころが蘇って、
何故ここにいるかが不思議に思うらしく、
「早く帰らなければ叱られる」という…。
★
今年もあと数時間で暮れようとしている。
大なり小なり色々なことがあった中でも、
過去の記憶にないほどびっくりしたのは、
忘れられない先月13日の朝6時半だった。
長男の緊急事態を報せる電話を受け取り、
一時間後には仙台へと自宅を後にした…。
「くも膜下」の言葉が頭を駆け巡っては、
何度も過ぎる最悪の結末を否定し続けた。
慣れないながらも東北新幹線を乗り継ぎ、
辿り着いた脳神経外科病院のベッドには、
検査を終えたばかりの長男が眠っていて、
ICUに運ばれていたのが嘘のようだった。
一週間の経過観察入院を経た休暇中には、
セカンド・オピニオンを兼ねた帰省をし、
こちらの専門の大病院でも「大丈夫」と、
信じ難いような太鼓判を押して頂いた…。
発症から一ヶ月目より半日勤務で慣らし、
今はすっかり元のシフトに復帰していて、
気遣いながらの十日余りが経っている…。
強靭な運気だったとは決して言い切れず、
新婚間もない旨子ちゃんの機敏な判断が、
彼の運命の明暗を分ける始まりだった…。
07/12/30
寺町の改進亭にお買い物に行った。
山科に戻り西野でお買い物をした。
★
今日は母には大きばりをしてもらい、
一夜漬け用のお昆布切りに始まって、
煎り胡麻すりや小芋の皮剥きだった。
早めに「送ろうか」と言ってみたら、
「いなへん」と手首を横に振った…。
★
午後に「蝋梅」を手折ってもらい、
今年もご近所さまにお配りした…。
「千両」の実乗りがとても良くて、
これだけでお正月気分になった…。
★
「黒豆」「棒だら」「たたき牛蒡」が出来た。
07/12/29
おじぃさんのお命日は明日だけど、
一日お早いながら墓参を済ませた。
(今津で仏花を買っておいた)
★
お仕事でお世話になっている診療所様の、
十五周年記念パーティーにご招待を頂き、
御所の近くの「ブライトンホテル」まで、
Kを送りがてら母を乗せて連れ回った…。
Christmas Eveは過ぎているというのに、
「平安女学院」や「ブライトン」などは、
イルミネーションの飾りがまだ華やかで、
車窓を眺めていた母が歓声を漏らせた…。
07/12/28
赤かぶらは「藤樹の里」で買っていて、
母がヘタや凹んだところなどをこそげ、
一夜漬けの下拵えを手伝ってもらった。
★
二男の「お年賀」を飛び入りで仕上げた。
07/12/27
お昼は久し振りにお好み焼きにした。
キャベツは母が丁寧に刻んでくれた。
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今津に今年最後の墓参に行った。
道の駅→「藤樹の里」に寄った。
07/12/26
昨日も一昨日もK銀行のATMが満員で、
外にまで並んでおられるのを見ていた。
(それで今朝は一番に行ってみた)
★
お揚げさんを炊いておいたので、
お昼においなりさんを拵えた…。
母は喜んで二つをおよばれした。
★
二〜三日前から風邪気味だったのが、
朝から頭と節々も痛くお薬を飲んだ。
(母を送ってから少し横になった)
07/12/25
母を六日までの昼間を預かることになった。
醍醐への用事にも道すがらを乗せて走ると、
車の好きな母はとても嬉しい表情だった…。
お勝手ではじゃが芋や丸大根の皮むきなど、
何なと手慰みになることをしてもらった…。
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少し離れたお友達のSさまがお越し下さった。
07/12/24
世間じゃChristmas Eveというのに、
もう二人暮らしにも慣れてしまって、
ごく普通のお夕飯をおよばれした…。
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Kが出先の帰路にローヌに寄ったらしく、
ショートケーキのお土産を買ってきた…。
07/12/23
お年賀も出来上がったことから、
久し振りに解放感が戻ってきた。
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遅がけからお買い物に行った帰り、
東の空に待宵月が昇り始めていた。
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彦根の友人からケイタイメールが入っていた…。
気付くのが遅くなってまだ返信をしていないが、
「歳を重ねて手紙を書くのが億劫だから…」と、
思い出したころに届く彼女らしいメールだった。
07/12/22
冬になると足の裏がカサついてきて、
パンストなら伝線がいってしまう…。
お風呂上りに「バーユ」をすり込み、
決めた靴下を履いて寝ることにした。
初めてからまだ二日目だというのに、
ビックリするほどツルツルになった。
★
暮れも押し迫ったという土曜の午後…。
雨と風に打たれた「蝋梅」の葉が落ち、
狭い片隅から道路にまで運ばれていて、
独り舞台の冬のワルツを奏でていた…。
★
やっと手元から「お年賀」が離れた。
お仕事用バージョンに手間取った…。
07/12/21
「水仙」が今にも咲きそうになった。
「マーガレット」にも蕾が乗った…。
★
窓越しの「シクラメン」が咲き揃った…。
お一つ差し上げたいと思っていたもので、
お目には触れて頂けず臥せておられる…。
★
この時期になるとお招き下さり、
「おナベ」などおよばれした…。
★
年内も余すところ十日ばかりとなり、
何処のスーパーも活気付いていた…。
07/12/20
郵便局扱いの払込伝票によるお支払いは、
今まで窓口に限るものと思っていたけど、
局内のロビーは今日も満員で有ったため、
「ATMならお早いですよ」と仰った…。
初めてにしてはスムーズに行えたものの、
「JP」になる前からだったのだろうか…。
(読み取り装置のないATMもあるらしい)
★
X'masバージョンの素敵なメールを頂いた。
パソコン教室に通っておられるお方だけど、
こんなにご上達されたのだと嬉しくなった。
07/12/19
銀行や郵便局にゆく用事があり、
三度も出たり入ったりした…。
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売りに出ていた端のお向かいさんに、
お独り住まいの方が入居してみえた。
07/12/18
またまた仙台から吉報が届いた…。
今日の検査結果では回復が順調で、
念のため来月末に「MRI」を受け、
その後は1〜2年後でいいらしい。
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頼んでおいた自家焙煎の道具が届いた。
「道具」というほどでもないのだけど、
オートで仕上がる高価なものとは違い、
「ゴマ煎り器」に似た「アミ」であり、
手加減で燻ぶらかせてゆくのである…。
★
斜めお向かいのAさんにお伺いした。
少し前までは始終お邪魔をしていて、
久し振りのお喋りに花を咲かせた…。
07/12/17
寄り道をする積もりで家を出てしまい、
余りにも風が冷たくてぶるっとした…。
コートを取りに帰るにも時間がなくて、
バイクなのに薄着だったのを後悔した。
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竹鼻の郵便局ははみ出るほどの満員で、
何時になれば順番が来るかと思いきや、
お年賀や小荷物の窓口は直ぐだった…。
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ご入院されてるお友達が可哀想になった。
病院はちょっと遠くになってしまわれて、
どんなにお寂しい思いでおられるだろう。
07/12/16
お友達のお友達からお電話を頂戴した…。
気掛かりになっているお友達のご容態で、
とんでもない方向に進んだことを察した。
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coffeeの生豆からの自家焙煎法のことは、
まだ先々月に知ったばかりだったけれど、
素晴らしい香りとお味に魅せられていて、
会得されているノウハウをご教授頂いた。
07/12/15
「ハボタン」を植木鉢に移し替えた。
気になりながら放ったらかしていて、
早くもお正月が来たみたいになった。
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この地に住んで40年近くだけど、
付かず離れずながらのお友達で、
そんなOさんがお越し下さった。
07/12/14
修理が出来てくる日なので送って行った。
ついでにお友達のところなど各所を回り、
山科のメインストリートに差し掛かると、
上手く「義士祭り」の行列に遭遇した…。
お巡りさんの交通整理に従って待つ間に、
討ち入り装束の様子をカメラに収めた…。
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Kは忘年会で早い時間に駅まで送った。
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ご無沙汰しているO先生をお訪ねした。
07/12/13
気掛かりにしているとある彼の環境は、
矢張り未だ日の光の届くことはなくて、
冷たい師走の風が凍みることだろう…。
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同じ団地のお友達お二人をお訪ねした。
どちらも今年ご主人さまを亡くされた。
07/12/12
「数珠珊瑚」の陰になりながら、
「バビアナ」が芽吹いていた…。
数珠珊瑚の生育がとても良くて、
支柱に沿わせて向きを変えた…。
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昨年の芽吹きは何時だったかと、
「しらべ」を読み返していると、
先月の23日と判ったのだけれど、
12月の初めに風邪を引いていた。
07/12/11
朝一番に頼まれものの「胡桃パン」を焼いた。
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先日Kはお客さまのガレージに止めていて、
バックで後部ボディを直撃されてしまった。
幸い打ち合わせ中で怪我をすることはなく、
修理も先さまが全てお持ち下さるのだけど、
昨日から私の「軽」が代車に使われていて、
バイクがあっても雨は怖くて乗らないので、
こんな日こそ「お年賀を」と気合が入った。
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少しずつ暮れのお掃除もどきを始めた…。
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最近お友達のところにメールをお送りしても、
直ぐには着信しなくなったのは何故だろう…。
07/12/10
今日は暖かくバイクでお出かけした。
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「コハクチョウ」さんの情報を頂いた…。
ファミリーで十四羽を発見されたらしく、
草津まで遣ってきているとのことだった。
07/12/09
DLしたお年賀をワードで編集しようとすると、
「windowsインストーラ」の画面が出てきて、
ワードが全く使えない状態になってしまった。
「office」の再インストールを何度試みても、
「ファイルがみつからない」というエラーが発生し、
Drさまに直して頂かねばならないと思いきや、
「office」の中に「setup」のフォルダがあり、
「ダメで元々…」とそこから実行を進めた…。
すると見事に「修復」&「復元」が完了した。
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岩倉〜市原に行った…。
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makoさまがお越し下さった。
07/12/08
神戸の「ルミナリエ」に初めて行った。
それはそれはもの凄い人出だったけど、
大震災で犠牲になった方々への鎮魂と、
復興への願いを込められたこの祭典が、
風物詩として続けられるよう祈った…。
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元町〜三ノ宮界隈を歩いた。
07/12/07
山科郵便局〜ヤマダ電機で蛍光灯を買った。
それから平和堂〜西友にてお買い物をした。
07/12/06
長男たちはお礼を言って仙台に戻った…。
こんなにも長くいたのは初めてのことで、
本当にあっという間の六日間を過ごした。
私達も 二人の暮らしに慣れて久しいけど、
時の流れが夫々の立場を変えて蘇った…。
身体には一層の気配りをするであろうが、
呉々も達者で東北の冬を越しておくれ…。
07/12/05
習慣から無意識に朝一番の空を仰ぐと、
東南の一角に有明月が冴え冴えとして、
明け遣らずの天空に暫し目を奪われた。
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長男たちと高島屋に行った…。
07/12/04
これからも重ねる予測の「歳」って、
哀れを意味するものかも知れない…。
何を欲するというものは殆どなくて、
失いたくないものが浮かんできた…。
それは最期までの望みとでもいうか、
矢張り「分別」でないかと思った…。
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叔父と年齢がほぼ同じと思うのだけど、
このようなお方の独り善がりに寄って、
今や降り掛からんとする過剰な迷惑に、
得体の知れない恐怖で身震いがした…。
★
所属のお若い講師さまがたには、
ご多忙の中をお煩わせしていて、
Yさまにも見守って頂いている。
★
九月で閉鎖された地域のスーパーが、
「ローソン」となってオープンした。
高齢者向きの商品が扱われるようで、
実はデビューを楽しみにしていた…。
07/12/03
今日の講座はお休みさせて頂いた…。
★
朝からのお湿りは強く降るでもなく、
何処にもお出かけしないで寛いだ…。
07/12/02
長男たちが大阪にゆくので山科駅まで送った。
疎水べりの紅葉が一段と鮮やかに染め上がり、
この地で育った長男には最高の贈り物だった。
大阪からは二男と待ち合わせて戻ってきた…。
07/12/01
一晩ゆっくりと乗り物疲れを癒した長男たちは、
「セカンド・オピニオン」(第二の意見)を求め、
父と伴に帰省の目的である桂の大病院を訪れた。
家を出て僅か一時間半後に朗報のメールが入り、
嘘でないこの信じられないような報告の文字に、
私は何にこの感謝を捧げればいいのだろうかと、
一気に高鳴る歓喜を抑えることが出来なかった。